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2012年4月5日木曜日

根菜パワー・プラス効果-旬食-まぐろぐ

根菜パワー・プラス効果-旬食   

根菜パワー  
 日本の伝統的な食事がからだにいいことが知られています。
日本型食事の特徴として、摂取エネルギーの5割以上を炭水化物からとっていること、
動物性脂肪を過剰摂取が少ないことに加えて、
野菜や海藻、キノコ、そして根菜類をよく食べていることが挙げられます。 

☆ ケルセチンなど「根菜の玉ねぎの特性」紹介です。
 
☆ 北の漁師の船内食生活と玉ねぎにまつわるはなし。


○ 玉ねぎの特性 
  ここでは主として「たまねぎの特性」のうんちくを書きます。

 ・玉葱は野菜の中で最も糖質が多く、
  そのほとんどがエネルギー源として使われ、
  疲労回復に重要な役割を果たすそうです。

 ◎「玉ねぎの皮」ケルセチン 
  たまねぎの皮に多く含まれる色素成分ケルセチンは、
  ポリフェノールの1種のフロボノイドで強力な抗酸化作用があり、
  悪玉コレステロールの酸化を防止して、血液をサラサラにする。 
 ・ケルセチンには脂質と結合する作用もあり、
  腸内の脂肪と結びついて脂肪を固めて排泄する。
 
 ◎漢方では
  血圧の高い人には、 
  薄皮を3カップの水で半量になるまで煎じたものを、
  1日3回に分けて空腹時に飲むことを勧めてきた。 
 ・[玉ねぎの皮(粉末)]
   

 ◎特に気を付けること 
  玉ねぎに含まれるビタミン類は、
  βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、B1、
  葉酸(ビタミンB群)などの栄養がありますが、
  他の野菜に比べるとかなり含有量が少なくない。

  このため、栄養、ビタミンの補給というより、
  血行の促進や便秘、下痢の予防を目的として、
  食事に取り入れるのがいいですね。 

○ 閑話休題-北の漁師の戦訓第一号

  「ワイドショー」がはやった昭和40年代初頭 
 「タンパク質が足りないよー」-谷啓がコマーシャルでやっていた。
 そうです"日本食肉協会"?のそれです。 

 ※ここで日本は舵を切り間違った?
 
 北の漁師が思い起こせば、"マリアナ海難"です。
 10月の台風の位置を間違えたばかりに(直撃)、
  200人超に及ぶ鰹一本釣りの漁師が海没しました。
  奇跡的に助かった若い衆一人(頭に包帯代わりにはちまき姿)、
  ワイドショーに出ていましたね。
  マリアナ諸島を西進する「台風の進路」を正確な進路の予報を、
  誤り[大海難]になった。
  
 ○ 後日談 
  ・戦後の国に銭がないため疲弊した経済状勢の下、
   気象観測機を保有できずリアルタイムの気象情報の、
   発表が行われていなかった。
  ・その後台風29号は日本海に抜け三陸沖は、
   南寄りの風が吹きつのりこの北の漁師達は、
   最寄りの湾で錨泊を余儀なくされた(サンマ漁)。 

  ※裏話二つ 
   ・いづれの船も150~200総トンの鉄鋼船(静岡・伊豆半島西岸の
    戸田-へだの船籍) 
    馬力200馬力下まわる性能。
    今の時代10トン船でも500馬力以上、 
    これじゃあ70mの風に船はたたない-正横から受けることに。
    従ってアグリハン島の東で避泊-結果論。
    「かわせの風」に対処-この避航法も常法なれど、
    猛烈な台風-Carmenの中操舵、操船はなしえない。

    ◎この大海難のあと水産庁は、
     搭載機関の馬力の規則について、やかましくいわなくなった。
   ・生存者の話によれば-台風直撃間大気圧低下の状況
    「船を支える-船をたてる-風に指向する」-漂ちゅう
    操舵室のガラスが破れ、
    空気が船内に入り主機関が必要とするairが、
    機関回転数を増加させた。
    しかし効果遅し-他人事ではなかった。

   △北の漁師の戦訓
    究め尽くせない、求め得たときは「水漬屍」-戦訓の第一号。 
    人ごとではない貴重なことどもでありました。
    「死生観」を培うとでもいいましょうか。
    とまれ戦後指折りのマリアナ海難は、
    生存者3人、死亡1人、行方不明208人の海没でした。

    鰹一本釣り漁は今でも魚揚げは人力、
    省力化など考える時代ではなかつた。
    燃油は安い、水主(かこ)は余っている、道具は竹竿とテグス。
    古き良き時代だった-懐かしくも「タンパク質が足りないよー」と共に
    偲ばれます。 

○ 北の漁師が玉ねぎを食らう
 ここでは玉ねぎにまつわる航海、操業間のつれづれを記す。

 △ 玉ねぎが食卓をにぎわす 
  ・玉ねぎが航海の最後まで残る、保つ、そのはなし。 
  ・だいたいが船内のどこにおいても場所を選ばない。 

  ・昔の「コンヴェアー」のない時代の冬の東沖のトンボ漁
   - 三陸はるか沖の北緯30渡線のビンチョウマグロの操業 
    船は鉄鋼船の九六(96総トン)、全長約三十メートル 
    乗り組み総員二十二名、毎日「起きワッチ」-毎日投縄。
        命の水(清水)七キロ(7トン)-たったのこれだけ。
    食料は魚倉積み込み砕氷八千貫(30トン)とともに。
     - 四十五日の航海に出漁
    途中時化のため食料を入れていたハッチに海水が入り、
    玉ねぎを除いてみんなパー、水にもまれて水の泡。 

   - 冬の北緯三十度・どとうの浪を泳ぐon deck
    「名にし負う、戒名半分背負いながらいわずと知れた三十度
    お努めします板子一枚地獄なれ」
    「浪にもらわれ水漬なか さらなる浪に戻る船の上」
   - 水主を失うおそれあり 落として泣かせる罪作り、
    仏の船頭せり。 
    十日ばかり操業したろうか若い衆思いの漁撈長は、
    十度線まで南下して「キワだマグロ」を獲ることに。
    それにしてもあの時化はすごかった。 

       - 「シーチキン」・トロに優る唯一白身のマグロ
    夢にまで見たこの味シーチキン・トンボの吸い物
    ああ旨かった玉ねぎちらしてもう一膳。

 

 シーチキン・ビンナガ・ビンチョウ・トンボ・トンボシビ
 この半分ぐらいが冬の北緯三十度

       学校時代から聴いていたこの味が、
    今の時代幻であろうか、脂ののった鰹ぐらいの大きさの、
    高尚な味といえよう魚嫌いの方々に、
    有無を言わせないこのレシピ、このグルメ。
   - ところがどっこいそうは問屋が卸さない
    出漁する船がありません。漁撈環境が厳しい。
    昔からトンボの値段は安値安定。

○ 玉ねぎを工夫して-北の漁師のレシピ
  ・玉ねぎの塩漬け-発酵食品
  ・きざんでメカジキのハンバーグ。
   日ごろ塩分過剰だから醤油はかけない。 

 

  三陸沖の夏のメカジキ突棒漁 山が見える海区 60貫はあるな 
 

 窮すれば通ず、なにもない、料理は何も知らない。
 年寄りの昔話を経験を手本にいうとおり、
 案ずるより産むが易しとはしを摂る。
 下っ端の若い衆がすなおな時代の物語。

 ※ 水没せる未帰還まぐろぐ 
       
       

まぐろぐ
H24 ‎2012-‎04-‎05  1440  
   

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