H26年サンマ漁予報第2報-日記
八号、十五号、十八号、二十一三笠丸・鎌田水産
大船渡・赤碕町・蛸の浦の動静を主として参考とします。
今や日本の漁業は、
サンマ棒受網漁をおいて外に見ることなし。
今漁期は、黒潮勢力が極めて強く、
道東沿岸の定置網漁は、
クロマグロの若い個体・メジなど、
暖流型の魚が大漁でした→昨年と同様の漁海況。
この様に、
全般の「海づら」がサンマ漁に適さない
「適水温帯」が広く分布していた。
このため、
東京の宮古からの「目黒のさんま」は遅れるのでは、
との観測がなされていた。
我が宮古のこのイベントは数年皆さんの
好評を頂いてました。
山本正徳市長もfbを書いてるので聞いたら、
九月七日の第一日曜日に決定。
どんな型のサンマが提供されるか分かりませんが、
そこまでは予測は無理。
≪秋よせる 目黒のサンマ 初サンマ 食らう殿様 松に鶴≫
漁撈長は、
サンマ商売ェはえらい苦労するもので、
一晩中起きてなきゃならねぇ。
若ェ衆は楽なものでして、
「サンマ漁は集まらねぇと網をやらねぇ」・こんな商売はあるもんじゃございません。
⇒「観光漁業」になるかもしれません。
出漁すれば、四日ぐらいでということは、その位で今漁期の行く末を感じ取る。
操業の概略
そりゃ美事なもんです、左舷の網をいれこの時に風を受けて風下に船が下がる。
網が開く。集まったサンマを頃はよしと、
右舷側の集魚灯・通称スズランを
ともから順に消してゆく。
網の上に移ってきたサンマを落ち着けるために、
真ん中の大きな長い・紅いガン灯
・現在は省エネライトだから緑。
船頭は、観ててピー・捲げー。
大漁だと巻き揚げ最初から魚がわき上がってくる。
今回の発表の結論
むしろ昨漁期より適水温帯が陸め。ということは航海サイクルが上がる。
魚群の構成がどんな魚体なのか、
潮ぐあいが速いのかどうなのか。
「北半球では、水温の~。
おっと、これ以上は皆さんには喋られない。
三笠丸艦隊の戦略をどのように運用するか。
情報収集をどのようにして活用するのか。
とにかく第一船で水揚したい。
御祝儀相場をどう入れるか、入れてもらえるか。
こうして、宮古組合の市場は漁場に一番近い故、
八戸にはまずサンマは揚がらない。
Ⅲは、今月の二十八日ごろの朝売り。
それを上げる予定です。
H26 2014-08-19 1630
まぐろぐ海内無双次