スーパーサイクル・3.11大震災の謎の解明-大津浪
目次
★ 浮上した「スーパーサイクル」説
★ 「滑り残し」
★ 南海トラフ「大連動」の危険
★ 「前滑り」-検出できるのか
★ 「前兆滑り」
★ 「電子が電離圏で異常増加」-3.11大震災約1時間前
★ 次いで北の漁師の戦訓を述べます
★ 引用-阿修羅
[http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/542.html]
生き残りをかけてかつ面の皮を厚くして、
引用しました。
同 [
http://www.asyura2.com/11/jisin17/index.html] 自然災害
●浮上した「スーパーサイクル」説
・世界最大級のマグニチュード(M)9・0が襲った東日本大震災。
日本ではあり得ないとされた巨大地震は、なぜ起きたのか。
この謎を説明する「スーパーサイクル説」を東大地震研究所の佐竹健治教授が提唱、
大震災に至る長期的なシナリオが浮かび上がった。
東北地方では700年以上の周期で巨大地震が繰り返されていた可能性が高まっている。
・今回の震源地に近い宮城県沖は、
M7・5程度の海溝型地震である宮城県沖地震が頻繁に起きる場所だ。
にもかかわらず、はるかに巨大なM9ものエネルギーを、どのようにため込んでいたのか。
・巨大地震が繰り返されるこの長い周期を「
スーパーサイクル」(超周期)と呼ぶ。
つまり宮城県沖では、
通常の海溝型地震と巨大地震の2つのサイクルが存在するという考え方だ。
・スーパーサイクルの発想は、
2004年のスマトラ沖地震(M9・0)で米国研究者が最初に提案したが、
日本で議論は進んでいなかった。
一方、宮城県沖の滑り残し現象はこれまでも知られていたが、
地震を起こさずにズルズルと解消されるとみなされていた。
・佐竹教授は「巨大地震は起きないと漠然と考えていたが、
可能性をきちんと検討することが大事だ。
宮城県沖ではM7・5の繰り返しではなく、M9基本とする発想の転換が必要。
スーパーサイクルがあれば発生確率の計算も可能になる」と話している。
●「
滑り残し」
・佐竹教授は「滑り残し」現象に着目した。
宮城県沖地震では、プレート境界は完全に滑り切るのではなく、
滑らずに残る部分がある。
同地震は平均37年間隔で繰り返され、
そのたびに滑り残しが「貯金」のように少しずつたまっていく。
長い年数をかけて「満期」に達すると、
全額が払い戻されるようにプレート境界全体が一気に滑り巨大地震が起きてリセットされる、
というシナリオだ。
●南海トラフ「
大連動」の危険
・東日本大震災の最大の特徴は海溝付近でプレート境界が大きく滑り、
この影響で津波東日本大震災の巨大地震はまったく予想されていなかったが、
地震後の研究で「前兆」の可能性がある複数の現象が見つかり巨大化したことだ。
西日本の太平洋側に伸びる南海トラフ沿いでも、
同じメカニズムの連動型巨大地震が起きる懸念が強まっている。
・海溝付近のプレート境界は
地盤が非常に軟らかく、固着していないと考えられていたが、
大震災では宮城県の沖合を中心に大きな滑りが発生。
津波地震と陸側の海溝型地震が広範囲で
連動するという地震学の常識を覆す事態が起きた。
○一方、南海トラフで起きる地震の想定では、
東海、東南海、南海地震の
3つが連動した宝永地震(M8.6、1707年)が最大級とされたが、
東大地震研究所の古村孝志教授のシミュレーションによると、
宝永地震と津波地震の慶長地震(1605年)が連動する東日本大震災型が起きた場合、
津波の高さは宝永の約1.5~2倍に達するとの結果が出た。
○南海トラフでは従来、
東西に並ぶ3地震の連動や、震源域が九州の日向灘までのびる可能性 が議論されてきた。
しかし東日本大震災を受け、今後は海溝付近の津波地震を含む「大連動」を真剣に検討する
必要がある。次の
地震が単独型で起きる保証はどこにもない。
●「前兆滑り」-検出できるのか
・東日本大震災の巨大地震はまったく予想されていなかったが、
地震後の研究で「前兆」の可能性がある複数の現象が見つかった。
・小さな地震のうち、プレート境界の滑りを反映する「小繰り返し地震」を調べたところ、
M7.3の発生後、プレート境界の滑りも本震の場所に向かって進行。
本震のすぐ北東では、約14時間前に通常の約1000倍に相当する急速な滑りが始まったこと を突き止めた。
・研究チームは、前震に伴う滑りの進展が「最後のひと押し」になり、
巨大地震発生の引き金となった可能性があるとみている。
※東海地震では、直前にプレート境界の滑りが加速する「
前兆滑り」が起きるとされ、
その検出が予知成功の条件だ。
今回の分析結果は滑りが加速する傾向は見られず、
前兆滑りだった可能性は低いが、巨大地震の直前の様子を探る貴重な手掛かりになる。
★北の漁師の戦訓
戦訓と提案
1.「避難ビル」--最寄のビルを利用して、避難所に指定。
何らかの助成が必要でしょう。
病院などで、寒さに耐え屋上で一晩過ごし生還者多数(町へお出かけの
人々)。
「平成三陸大津波」では、逃げるいとまがない地域が多数あり。
親の命令第一声で、無我夢中で逃げた子供がかろうじて生還、家族全滅。
2.三陸沿岸の市町村の場合--車で逃げる
未経験の年配の人達が助かっている。もちろん漁師でない。
「大津波警報」が発令される前の脱出。このような素早い行動が命を拾った。
漁師はじめ、「高をくくった連中」が死神によばれた。
漁師は船を助けなければの
使命感。
3.真剣な避難訓練
・課題設定--状況設定
お買い物、病院診療、孫を家であるいは保育園にあづけている、
自家用車を運転中。
・我が家の重要書類の持ち出し
--日頃の用意と担当者を決めておく。
4.訓練の概要として大きく「社会インフラの停止」
--地域住民すべて参加の下、自治体、企業体、諸団体全て、社会活動、経済活動をス
トップして行う。
★ 日本人の民族的欠陥
--よく聞きますが、「日本人は歴史に学ばないDNAを持っているらしい」。
また、「不幸を忘れ去る日本人」--悲しみを受け止めない。死者と悲しみに寄り添い、
社会の信頼性を高めて行こうという思想が
生まれてこなかった--情緒民族でしょうか。
--もう一つ、阪神淡路大震災では、一年後の訓練の日に県知事の思惑通りには、
いかな かった。いろいろとあうもしよう、
こうもしようと綿密な計画の下実施した。
結果、連絡網の不備と不徹底が災いし、命令指示が失敗した。
県知事をして、「
あの時と同じしゃないか~」と言わしめた。
なにおかをいわんやですね。記憶に古いことながらこのように覚えているところです。
★ 「
輪中」の知恵と戦訓
★ 過去の経験則
--体験とあるいは話の内容との成り行きから、「電磁波の影響」かと考えますので、
以下にその現象を列挙します。
・晴天の暗夜沖出し中に、「怪火・怪音」-曇ってもいないのに稲光のような雷鳴に似た光。
・異常潮流-経験したことのない潮の速さ-時期はずれの魚種、漁獲-不自然な大漁、
同不漁。
・陸で井戸の渇水と井戸水のにごり、涸れたことのない井戸(深い井戸)の異常。
・身の回りの動物の異常行動-犬などのペット。
・山など自然界からの異常な現象。
-生物(昆虫、爬虫類など)異常な行動-ものすごい大群の移動、時期はずれの出現-
先の支那の四川大地震のとき、
おびただしい
カエルの大移動が発表されている。
-このような現象があると、約一週間後には来襲する「ホケンのホ」となります。
◎先達からのこうした教えは、自然界からの兆しとして主なものを挙げましたが、
まだまだあると思います。
例えば、沿岸部の百姓どころもまた独特の兆候を、
体験として持っているわけですから調査も必要です。
◎「奥尻の大地震」
--このときも、「山からの前触れ」が報道されました-ある種の昆虫の大移動。
こういうのを、発掘してデーターベースにすれば、
大変有意義なこと請け合いです。
ちなみに、このときの津波の時速は450km/h以上でとても助かるもんじゃありません。
助かったのは、「イカつけの漁」に出ていたオヤジ達だけでした。
藻屑となった人達は、
地震発生後7~9分でのまれてしまった。
なんでも、風呂に入っていて逃げようと片足を挙げたおばあさんがそのまんまですわ。
震源地が島のすぐそばの沖合い、しかも経験がない珍しい災害だったんです。
--私らは、日本海の秋田沖にアンカーしてまして、
岸壁を見たら1mの水位の上昇が見られた。
津波の水流の脇だったのでことなきを得た。
この津波は、富山湾はおろか遠く若狭湾まで達し、「船外機-小船」がひっくり返った。
ああ、恐るべし海しょくかな。
--札幌管区気象台の意外な能天気さ
官僚気質とはこのことか、全く民間の意見に耳を貸さない状況は、
事態の重要性に無頓着。
あのときは、ローカルかつ末端の状況報告をなさんと電話を入れたのに、
断られましたね。
この辺のことどもも、このたびの大津波ではどう取り扱うのかな、興味あるところです。
H24 2012-01-18 1500
まぐろぐ