キャベツパワー・高抗酸化作用-ダメージコントロール
本ブログでは、キャベツパワーとその他の野菜と果物について、
ファイトケミカルの高い抗酸化作用について紹介。
次いで、
北の漁師からの一言と続きます。
畑の地力の低下→野菜パワーの栄養価の低下など。
☆ キャベツの高い抗酸化作用
キャベツは、
○身体の老化を防ぐ抗酸化力が強い
遺伝子が酸化されるとがんができるという。
・北海道立花・野菜技術センターの中村隆一研究員の話
「キャベツの抗酸化力は
アスバラガスやブロッコリーと並んで
野菜の中ではトップクラス」
・キャベツの状態や産地の違いで抗酸化力には差がある。
最も高いのは「まだ成熟していない、
巻きのゆるい若いキャベツ」(中村研究員)という。
・北の涼しい所で採れたキャベツの抗酸化力が強い。
☆ アメリカのデザイナーズフーズ・プログラム
-国家プロジェクト
膨大な疫学調査データをもとに、約40種類の食品の抗がん作用を調べている。
これまでのアメリカ、
ハーバード大学などでの研究により、
発がん原因の3分の1以上は食生活に由来する
ことが判明しているという。
[デザイナーズフーズ・リストから学ぶこと]
1 にんじん、キャベツ、セロリ、たまねぎなどの
野菜類にがん予防の可能性
2 野菜は淡色野菜より緑黄色野菜のほうが
健康的と思われがちだが、
淡色野菜も強いがん予防効果
3 トップに位置する食品には、
抗酸化作用のある成分が含まれる
4 がん予防以外にも免疫力を高め、
生活習慣病を防ぐ作用
引用
[植物パワー]
☆ ファイトケミカルの働き
○抗酸化作用
・赤ワイン・紫芋・赤しそ
(アントシアニン)-ポリフェノール
強力な抗酸化作用
・クランベリー
(プロアントシアニジン)-ブロアンドシアニジン
抗酸化作用は
ビタミンEの50倍
ビタミンCの20倍
・お茶
(カテキン)-ポリフェノール
ビタミンEの約20倍の
活性酸素除去力
・トマト・スイカ
(リコピン)-カロチノイド
ビタミンEの100倍の抗酸化力
○免疫力を高める
・キャベツ
(イソチオシアネート)
イオン化合物
免疫細胞の数を増し活性化
免疫細胞を活性酸素から守る
・ニンニク、ネギ類
(システインスルホキシド)
上記キャベツと同じ
・クランベリー、松樹皮
(プロアントシアニジン)
ポリフェノール
抗ヒスタミン効果炎症の軽減
・キノコ類
(βグルカン)
糖質関連物質
がん細胞を攻撃する
免疫細胞を活性化
・バナナ
(オイゲノール)
香気成分
免疫細胞の数を増し活性化
☆ ファイトケミカルの代表例
スルフォラファン ブロッコリー キャベツ
メチルシステインスルホキシド ニンニク ネギ
ポリフェノール 赤ワイン
リコピン スイカ トマト
イソフラボン 大豆
リグナン ゴマ
カテキンやタンニン お茶
カロテン類 緑黄色野菜に含まれる
アントシアニン ブルーベリー
テルペン類 かんきつ類の苦味や香り成分
オイゲノール バナナ
[第7の-非栄養素=機能性成分]
☆ 北の漁師から一言
かれこれ十年にもなりますか、
四年にわたって夏場の五ヶ月農業に従事。
その時の経験から、
"畑の土の力は衰えている"
農業の先達が二言目にいつも嘆いていた。
そこで、"免疫力の低下→抗酸化力の低下"は、
ヒトの罹病現象ですが、
それは、"畑の地力の低下→生態系の生命力低下"
となり、
知らず知らずのうちに自然破壊現象となっている。
この観点から、
"ひ弱な野菜、栄養価の低いそれ、旨味のない味"
高い買い物→農政混乱、生産者と消費者の不満と、
いつのまにか国家の大事となっている。
さらにこの農業の現実から、
野菜パワー・キャベツパワーなどの、
栄養価の低下となる。
このように筆をすすめます。
○お百姓さんは自家消費の作物は絶対に農薬不使用
たとえば今のホウレン草は、
昔にくらべて養分が何十分の一に落ちている。
盆に帰省した孫達には、
自然乾燥した米を持たせてやる。
バランスの崩れた作物は主成分も崩れ失われている。
今国の政策は外国の農産物をどんどん輸入して、
日本の農家を苦しめている。
輸入野菜も農薬を使っているのです。
とくに支那の野菜は人間の汚物を直にまいている。
また、支那出来の長ネギについて、
やはり支那の百姓は、
「こんなネギ食えるか食えるもんじゃない」と、
インタビューに答えた。あるルポルタージュ。
○地力は疲弊し自然サイクル破壊
益虫やミミズも、土を豊かにする土中微生物も、
害虫と言われるものと一緒に、
農地の生命を大量に奪う。
そして食料生産の基礎となる土のバランスが崩れ、
栄養が損なわれる。
○農薬・化学肥料の慢性的な毒性による生命力の低下
農薬や化学肥料は土・空気・水に残留し、
生命に対して毒性があります。
その毒性は長く残り、
地球上の多くの生命を損ない続ける。
毒性が消えるまで、長く時間がかかる。
銀鮭の養殖のごとく、
食い余した餌の海底への滞留。
海の汚れとなるんす。
情報によれば、
ゆうに10年はかかるだろう? と。
○土壌改良に二の足を踏む百姓
「10年はかかる云々」は、弘前のリンゴ農家が、
"無肥料の自然栽培"に10年を要した"からだ。
リンゴ栽培は、
実を成らせる商売なので他とは比べられない。
ゆえにも毎年毎年苦労するとのこと、
無肥料栽培は有無をいわせない無理がある。
と津軽の知人の話。
それでも一人二人は篤農家がいる。
自分の信念・生活をかけてやり遂げた人が。
いるんですねぇ。
ミカンのことでは、
化成肥料を使ったミカンを猿に食わせた。
くわえて忙しくてそれをやれなかったミカンと。
そうしたら猿のやろう色つやの悪いそれを、
先に食った。
まねして人も食ってみた。
その旨いことにおどろいた。
聞いてません?このはなし。
気が付くことはこの場合、
そのオーナーの力といえませんか。
企画力・経済力・想像力などなど。
○われわれ消費者と農水省の役人
そう簡単にはいかないんですな。
思案のしどころはこのところ。
消費者はまず安全。
農政当局あるいは農協は戦後の施政の見直し。
一介の漁師はこれ以上筆をすすめ得ず。
擱きます。
[運動の指針・食養生-腹7分]-水没せる未帰還まぐろぐ
まぐろぐ
h24 2012-05-05 1520
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