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2011年12月25日日曜日

海岸林が波の衝撃を吸収-大津波-まぐろぐ

海岸林が波の衝撃を吸収-大津波




 かの千昌夫の故山-陸前高田の「水野原」
 景勝地「高田松原」もかくのごとし 唯一生存せし「一本松」もまた
 みまかった 顕彰しようと人々が手を変え品を変え手当てした
 あわれあえなく 残念なり
  


・「波の衝撃を吸収し被害軽減」-砂浜が波を吸う
 海岸林が波のウォーターハンマーをいなす。
 消防団の河川水防工法の「木流し工法」の応用ともいえます。

・北の漁師が今回の大津波につき、戦訓を提案します。

○海岸林が波のウォーターハンマーをいなす
 --高度経済成長期からの趨勢からみるに、
  港湾造成からのマイナス効果-一般に自然の地形すなわち、砂浜、須賀、
  磯、渚などにおいては、砂、山砂、石浜が「水を吸う」
  といわれています。
  当局も気がついておるのですが、
  「水の流れの変化、返し波の変化」よって甚大な被害が発生する。
 --昭和35年の「チリ地震津波」の戦訓だった。
 --「ソフトランディング」に切り替えることを提案します。
  すなわち、衝撃が吸収され、漂流した車や船舶、がれきが住宅地・
  商店街に激突するのを和らげる効果があります。
 --「ハードランディング」
  条件によっては、「防潮堤のかさ上げ」も必要かと。
  それは、マスコミ・当局の報道写真から見受けられるところです。
 --「洗掘(堀り)」の問題
  防潮堤をのり越えた津波は、その裏側の地面をウォーターハンマーで、
  叩き付けるようにして掘返す。物理的に是非もないことで、
  防潮堤の基礎面を別に
  設計・作成すればいいことです。
  それにしても、すごいですな波の力は。

○北の漁師はこう思う
 --海岸林と防潮堤の組み合わせ
  大変有効な組み合わせだと思います。
 --真剣な避難訓練の徹底-ソフト対策
  これを可能にして、こぞってやることに意義があると思います。
  国難ともいわれる未曾有の大津波。忘れないようにするべきです。
 --宿命かもしれませんが「災害列島」です。水害は、体験しないと分かるも
  んじゃないとよくいいますが、全くそのとおりです。
  あの無力感、言葉で表わせない社会・自然環境の破壊、
  わけても異常な「臭気」。
 --ソフト対策
  ハード面と抱き合わせで、検討されるべきと考えます。
 --戦訓から
  ・地震そのものからの判断-状況からの行動-脱出
   「縦揺れの地震」-震源地に近い・津波が早く来る-この判断と行動が、
   具体的に30分以内の避難-一期の別れとなった。
  ・「30分以内の避難」とは
   三陸沖はるか東方の海溝部の位置-地殻がせめぎあう処-からの距離から
   自ずと定まる。30分が死線との境目となりましょうか。
  ・居住地域の特性を知り、データーベースを自分の頭に叩き込んでおく。
  ・V字型の湾、湾の横なのかそれとも奥なのか。 
   すなわち、大津波の波浪の進行方向によって、直撃を食らうのか、
   時間的余裕を持って水流をいなせるのか、研究の必要あり。
   大変重要なことと身にしみて戦訓となすところです。

  ※「過去の体験が役に立たない大災害が襲来する」、
   マスコミ、要路の機関などの報道はありましたが、
   なんら役に立つことなくこのたびの国難になってしまった。
   ソフト面の対策が焦眉の急と叫ばれる所以です。

   「災害は忘れたころにやってくる」と。
   また、神明は「自ら助くるものを助く」。

  H23 ‎2011-‎06-‎10
  まぐろぐ
  投稿 12-25 1440
  今年は仮設長屋で歳とりか

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