かの千昌夫の故山-陸前高田の「水野原」
景勝地「高田松原」もかくのごとし 唯一生存せし「一本松」もまた
みまかった 顕彰しようと人々が手を変え品を変え手当てした
あわれあえなく 残念なり
・「波の衝撃を吸収し被害軽減」-砂浜が波を吸う、
海岸林が波のウォーターハンマーをいなす。
消防団の河川水防工法の「木流し工法」の応用ともいえます。
・北の漁師が今回の大津波につき、戦訓を提案します。
○海岸林が波のウォーターハンマーをいなす
--高度経済成長期からの趨勢からみるに、
港湾造成からのマイナス効果-一般に自然の地形すなわち、砂浜、須賀、
磯、渚などにおいては、砂、山砂、石浜が「水を吸う」
といわれています。
当局も気がついておるのですが、
「水の流れの変化、返し波の変化」よって甚大な被害が発生する。
--昭和35年の「チリ地震津波」の戦訓だった。
--「ソフトランディング」に切り替えることを提案します。
すなわち、衝撃が吸収され、漂流した車や船舶、がれきが住宅地・
商店街に激突するのを和らげる効果があります。
--「ハードランディング」
条件によっては、「防潮堤のかさ上げ」も必要かと。
それは、マスコミ・当局の報道写真から見受けられるところです。
--「洗掘(堀り)」の問題
防潮堤をのり越えた津波は、その裏側の地面をウォーターハンマーで、
叩き付けるようにして掘返す。物理的に是非もないことで、
防潮堤の基礎面を別に
設計・作成すればいいことです。
それにしても、すごいですな波の力は。
○北の漁師はこう思う
--海岸林と防潮堤の組み合わせ
大変有効な組み合わせだと思います。
--真剣な避難訓練の徹底-ソフト対策
これを可能にして、こぞってやることに意義があると思います。
国難ともいわれる未曾有の大津波。忘れないようにするべきです。
--宿命かもしれませんが「災害列島」です。水害は、体験しないと分かるも
んじゃないとよくいいますが、全くそのとおりです。
あの無力感、言葉で表わせない社会・自然環境の破壊、
わけても異常な「臭気」。
--ソフト対策
ハード面と抱き合わせで、検討されるべきと考えます。
--戦訓から
・地震そのものからの判断-状況からの行動-脱出
「縦揺れの地震」-震源地に近い・津波が早く来る-この判断と行動が、
具体的に30分以内の避難-一期の別れとなった。
・「30分以内の避難」とは
三陸沖はるか東方の海溝部の位置-地殻がせめぎあう処-からの距離から
自ずと定まる。30分が死線との境目となりましょうか。
・居住地域の特性を知り、データーベースを自分の頭に叩き込んでおく。
・V字型の湾、湾の横なのかそれとも奥なのか。
すなわち、大津波の波浪の進行方向によって、直撃を食らうのか、
時間的余裕を持って水流をいなせるのか、研究の必要あり。
大変重要なことと身にしみて戦訓となすところです。
※「過去の体験が役に立たない大災害が襲来する」、
マスコミ、要路の機関などの報道はありましたが、
なんら役に立つことなくこのたびの国難になってしまった。
ソフト面の対策が焦眉の急と叫ばれる所以です。
「災害は忘れたころにやってくる」と。
また、神明は「自ら助くるものを助く」。
H23 2011-06-10
まぐろぐ
投稿 12-25 1440
今年は仮設長屋で歳とりか
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